仮想通貨といえば、ビットコインと並んでイーサが有名ですよね。
ただ、「イーサリアムって何がすごいの?」と聞かれても答えることが出来ない人が大半だと思います。今回ははそんなイーサリアムを分かりやすく深堀しました。
仮想通貨のイーサリアムは何がすごい?将来性はある?
イーサリアムは500円から購入できます。コインチェックなら、悩んでいる時間にさくっと買えちゃいます!
仮想通貨のイーサリアムとは?
イーサリアム(Ethereum)は、ビットコインに続く2番目の主要な仮想通貨で、分散型アプリケーションを構築するためのオープンソースプラットフォームです。ビットコインのように買い物などの決済として使用することも可能ですし、送金することも可能です。
ビットコインのようなブロックチェーン技術をベースにしていますが、より柔軟性の高いスマートコントラクトを実行できることが特徴です。
スマートコントラクトとは、条件が満たされたときに自動的に実行されるプログラムであり、イーサリアムの開発者はこれを使って様々なアプリケーションやサービスを構築することができます。
ポイント
⇒スマートコントラクトは自動販売機に例えられる事が多いですね。当たり前のように使っている自動販売機ですが、スーパーのレジに並ぶ必要もなく、お金を入れてボタンを押せば飲み物が買えるという画期的な仕組みですね!
イーサリアムは決済や送金ができるだけじゃなくて、イーサリアムを使って新たな暗号資産(トークン)を作ることができます。他のトークンの基盤となるんですね。新しく暗号資産を作りたい人からすれば、一から開発する手間が省けてめちゃくちゃありがたいですよね!
イーサリアムを作った人は誰?
イーサリアムは、ロシア系カナダ人のプログラマーであるヴィタリック・ブテリンによって提案されました。
ヴィタリック・ブテリン氏がイーサリアムのコンセプトを最初に提案したのは19歳の時だったそうです。天才なんですね~。
彼は2013年にイーサリアムの白書を公開し、2014年にイーサリアムの開発を開始しました。コア開発チームが発足され、ブテリンを含む開発者たちのプロジェクトを進め、2015年に正式にローンチされました。(ローンチとは、製品やサービスが一般の利用者や市場に公開されることを指します。具体的には、製品やサービスが開発やテストの段階を経て完成し、正式に利用可能な状態になったときに、それを一般に公開することを指します。)
イーサリアムの時価総額
イーサリアムは時価総額において仮想通貨市場で2番目に大きな位置を占めています。
2024年4月現在の時価総額は627,815億円となっており、ビットコインに続いて第二位となっています。
ちなみに5位までは以下となっています。
参考
1位.ビットコイン(Bitcoin)
2位.イーサリアム(Ethereum)
3位.テザー(Tether)
4位.バイナンスコイン(BNB)
5位.ソラナ(Solana)
あらためて時価総額ランキングを見ると、意外と自分が気にしていなかった暗号資産が上位にあるなーと気づかされます。僕は柴犬やアバランチの動向が気になるのですが、テザーやバイナンスコイン、ソラナも注目していきたいですね!
イーサリアムは何がすごい?
イーサリアムのすごさについて書き出してみました。イーサリアムのすごい点=将来性にも結び付く大事な部分ですよね。
独自のトークンを発行できる
イーサリアムはスマートコントラクトをサポートしていて、その中で独自のトークンを発行することが可能です。一般的に、ERC-20と呼ばれるトークンを使用して発行します。
ERC-20は、イーサリアム上でのトークン発行やトークン取引を容易にするための標準規格です。ERC-20に従ったトークンは、イーサリアム上のウォレットや取引所で容易に管理および取引することができます。トークンの名称、シンボル、総発行量などを設定し、スマートコントラクトを作成することでトークンを発行することができます。
イーサリアムの代表的なトークン
・DAI (MakerDAO)・・・DAIは安定した価値を持つ分散型のステーブルコインであり、価値をドルにペッグしています
・USDT(Tether)・・・USDTは法定通貨とほぼ連動した価値を持つ仮想通貨です
・UNI(Uniwap)・・・イーサリアムチェーンなどを基盤にしている分散型の取引所
送金以外でもブロックチェーンを使える
スマートコントラスト
条件が満たされた時に自動的に実行されるプログラムです。先ほどお伝えした通り、身近なものだと自動販売機のようなシステムです。このスマートコントラストによって、不正行為のない契約や取引を行うことができます。
デジタルアセットの発行
デジタルアセットとは、デジタル形式で存在し、所有権を示すことができる資産のこと。代表的なものにはNFTがあります。過去に高値で取引されていて話題になっていたNFTアートやNFTゲームなども有名ですよね。
独自のトークンやデジタルアセットを発行することができます。このおかげで、企業や個人が独自のトークンを作成し、プロジェクトのファンディングや資産の管理を行うことができます。
分散型アプリケーション(DApps)
イーサリアムは分散型のアプリケーション開発にも使用されています。DAppsは中央集権化されたサービスに頼らず、イーサリアム上で実行される為透明性やセキュリティが向上します。DAppsはさまざまな分野で利用されていて金融サービスやゲーム・市場プレイス(商品やサービスの売買が行われる場所)などの分野で開発されています。
イーサリアムはなぜ人気があるのか?
イーサリアムが人気の理由はいくつもありますが、その主な理由は以下の通りです。
スマートコントラクト機能
イーサリアムはスマートコントラクトと呼ばれるプログラム可能なブロックチェーン機能を提供しています。これにより、条件が満たされたときに自動的に実行される契約やプログラムを作成できます。この機能により、透明性、信頼性、セキュリティが向上し、多様なアプリケーションやサービスが構築されています。
柔軟性と拡張性
イーサリアムは非常に柔軟で拡張性が高く、開発者がさまざまなアプリケーションやプロトコルを構築できる環境を提供しています。これにより、デジタル資産の管理、金融サービス、供給チェーン管理など、様々な分野での革新が可能になります。
活発な開発コミュニティ
イーサリアムは非常にアクティブな開発コミュニティを持ち、常に新しいアイデアや技術が生まれています。このコミュニティの力により、プラットフォームの発展が進み、イーサリアムのエコシステムが成長しています。
分散型アプリケーションの促進
イーサリアムは、分散型アプリケーション(DApps)の開発や普及を促進しています。これにより、中央集権化されたサービスに頼る必要がなくなり、より公正で透明性の高いサービスが提供される可能性が高まります。
何と無~くイーサリアムはすごいって事は分かるけど、理解はできないかも。。
イーサリアムは調味料に例えると「醤油」です。醤油はめんつゆやポン酢に使われているけど、醤油がないと、一からベースを作るのは大変ですよね。反対に、新しいものを作る時にはイーサリアムが必要になる=価値があるということになりますよね!
イーサリアムの発行上限
イーサリアムの発行上限はビットコインのように厳密に定義されているわけではありません。ビットコインは、2,100万枚が最大の発行上限とされていますが、イーサリアムにはこのような明確な上限はありません。
イーサリアムの発行量はブロックごとの報酬によって決まります。これは、ネットワークのセキュリティやインフレーション率の調整を目的としています。イーサリアムでは、ブロック報酬はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)などのアップグレードによって変化する可能性があります。
したがって、イーサリアムの発行量には明確な上限がなく、現時点ではブロック報酬によって供給が調整されています。これはビットコインとは異なる点ですが、イーサリアムのネットワークデザインや目標に適合するように設計されています。
イーサリアムの過去の価格の推移
過去のイーサリアムの価格推移は以下の通りです。
参考
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- 2017年:1月、 1ETHあたり約10ドルから15ドル
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- 2017年: 6月、約400ドルに達する(急騰しました)
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- 2017年: 末、1,400ドル以上となる。
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- 2018年: 約100ドルから150ドルとなる。
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- 2020年:約400ドルから600ドル
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- 2021年:約4,000ドルを超える
- 2022年〜2023年: イーサリアムの価格は一定の変動を経験し、2023年初頭には約2,000ドルから3,000ドルの範囲で推移
将来性については、イーサリアムは仮想通貨やブロックチェーンの世界で非常に重要な位置を占めています。
その柔軟性や拡張性の高さから、さまざまな分野での利用が期待されています。例えば、金融業界ではスマートコントラクトを使った自動決済システムや分散型金融(DeFi)のプラットフォームが登場しています。また、供給チェーン管理や不動産業界など、さまざまな分野でのイーサリアムの活用が進んでいます。
しかし、課題もあります。競合となる暗号資産もふえて
まとめ
イーサリアムのすごいところは新しく作られるトークンの基盤となる所ですイーサリアムを使った新しいトークンやアプリケーションが広がれば、それはイーサリアムの価値と言えるのではないでしょうか。
このような理由から、イーサリアムはブロックチェーン技術の発展に大きく貢献し、多くの開発者や企業がその利用を積極的に採用しています。
イーサリアムは技術的な成熟度や開発者コミュニティ、広範な利用領域など、多くの要素において将来性が高いと見られています。ただし、新たな技術や競合プラットフォームの登場、規制の変化など、様々な要因によって将来的な展開には不確定性があります。イーサリアムのみならず暗号資産の購入は自己責任となります。無理のない余剰資金で少しずつ積み立てをしていきましょう。